【小説】リゾナントブルーのМVからストーリーを想像するスレ 第105話(ミラー)
第104話 ■ プリイジング -研修生- ■ より
前回のお話はこちら↓
リゾナントブルーAnother Versからストーリーを想像するスレ 第104話
http://hello.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1427914513/
【用語】@wiki
http://www39.atwiki.jp/resonant/
【過去】第1話~第20話のログまとめ
http://resonant.web.fc2.com/
【保管1】まとめサイト(仮)※第1話~第24話の小説は収録完了
http://www45.atwiki.jp/papayaga0226/
【保管2】まとめサイト Ver.2 第25話~第43話
http://resonanter.blog47.fc2.com/ ※IEで閲覧できない場合は火狐かChromeの導入を推奨
http://www61.atwiki.jp/i914/ IEの方はこちら
【保管3】暫定保管庫(まとめサイト3) 第44話~最新
http://www35.atwiki.jp/marcher/
【スレのテンプレ・感想・作品のあとがき 他】したらば掲示板
http://jbbs.livedoor.jp/music/22534/
【上記掲示板のスパム被害を逃れる為の避難所】避難板
http://www3.atchs.jp/resonant/
Q.リゾスレって?
A.モーニング娘。36thシングル「リゾナント ブルー」のPV(Another ver.)から想像に想像を膨らませた作品を投稿し共有するスレです
作者によって異なりますが、大まかに共通している設定は→超能力を持つ「リゾナンター」を名乗る少女たちが仲間同士心を通わせつつ「ダークネス」を名乗る敵の組織と戦う
Q.最初に読むとしたらどの作品?
A.まずはテンプレ>>1の過去ログまとめで第1話(第1スレ)に目を通し、まとめサイトにある初期の一大長編『蒼の共鳴』や最近の一大長編『リゾナンターΧ』を読んでみては?
Q.作品や用語について質問するには?
A.遠慮なく書き込めばスレに何人もいるであろう「生き字引」が24時間以内に答えてくれるでしょう(多分)
【リゾブルのオリメンより】
川*’ー’) < テンプレの設定やまとめサイトを参考にして自由に想像するやよ
ノ|c| ・e・) < 登場人物の能力やストーリーの背景・設定は作者さんの自由なのだ
ノノ*^ー^) < シリアル路線でもコメディ路線でもお好きなものどうぞ
从*・ 。.・) < AAを使ったものや1レス完結ものでもOKなの
从*´ ヮ`) < 他の作者さんの設定を流用するのもありっちゃ
ノリo´ゥ`リ < 気に入った話の続きや繋ぎの話を書いてみるのもありカナ☆
川=´┴`) < プロットを書いて他の作者さんにストーリーを書いてっておねだりしてもええで
川*^A^) < アーでも書いてくれるかは作者さん次第ヨ
川´・_o・) < ソッカー
【作品投稿の注意】
1レス32行まで→そういう設定(エラー:改行が多すぎます!)
10レスまで→連続投稿規制(バイバイさるさん)
リゾナンターEDイメージ(字あり提供入)
リゾナンター予告イメージ
リゾナンター予告編・i914Ver. ※血液等の映像が含まれますので苦手な方は見ないほうがいいです
リゾナンターの予告編パート2/映画風
リゾナンター/共鳴セヨ
リゾナンター予告編/ダークネスVer.
イントロダクション
リゾスレ一周年記念動画
The loneliness of the girls
@wiki 作者別作品一覧より
「BGMの人」「禍刻の人」の動画はこちら
http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/188.html
「間取りの人」「I'll beの人」の作品はこちら
http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/185.html
高橋愛…………精神感応(リーディング)/瞬間移動(テレポーテーション)/光使い(フォトン・マニピュレート)
新垣里沙………精神干渉(マインドコントロール)
亀井絵里………傷の共有(インジュリー・シンクロナイズ)/風使い(ウィンド・マニピュレート)
道重さゆみ……治癒能力(ヒーリング) さえみ……物質崩壊(イクサシブ・ヒーリング)
田中れいな……共鳴増幅能力(リゾナント・アンプリファイア)
久住小春………念写能力(ソートグラフィー)/幻術(ハルシネーション)/発電(エレクトロキネシス)
光井愛佳………予知能力(プリコグニション)/心の浄化(ハート・プリフィケイション)/水守(みまもり)
リンリン………念動力(サイコキネシス)/発火能力(パイロキネシス)
ジュンジュン…念動力(サイコキネシス)/獣化(メタモルフォシス(トゥ・ビーストorパンダ)
※9期~11期新メンバー能力
譜→ http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/201.html
生→ http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/202.html
鞘→ http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/203.html
鈴→ http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/204.html
飯→ http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/205.html
石→ http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/206.html
佐→ http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/207.html
工→ http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/208.html
小→ http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/209.html
12期メンバーについての雑談のまとめ→http://www35.atwiki.jp/marcher/pages/1076.html
尾→氷使い?火脚?風神雷神?焔虎?
野→方向撹乱?無能力者?能力無効化?
牧→共鳴増幅?物質崩壊?カウントダウン?
羽→治癒?処童流?
あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
「おれは リゾスレを保全していたと
思ったら いつのまにか落ちていた」
な… 何を言っているのか わからねーと思うが(以下省略)
魔法使いえりぽんスレですら落ちてるから仕方ないか
エアポケットか
下のほうのどうでもよさそうなスレ開いてみると大体sage保全ついてる
こいつのせいか…
823 名無し募集中。。。@転載は禁止 sage 2015/05/30(土) 20:46:05.75 0
6
何のことかと思ったらこの事かwリーダーの匂いが好きって…
娘。メンバーにまた変態が誕生その名も野中美希 [転載禁止]©2ch.net
http://hello.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1433058804/
クンカクンカしてハァハァするくらいしか用途が思いつかん
いや狙われてるのあんたでっせ?
1 名無し募集中。。。@転載は禁止 2015/06/01(月) 18:52:54.54 0
「久住小春生誕祭~私、23歳になりました~」FC先行受付のお知らせ
7月15日、久住小春は23歳の誕生日を迎えます。
今年のバースデーはデビュー10周年と言う節目の年のバースデーと言うことで・・・
長らく封印していた「月島きらり」をこのイベント限定で解禁します!
http://www.up-fc.jp/m-line/sp/news_Info.php?id=7323
何か書く人いるかな
①ダークネス幹部
②能力を失いタレント
③消息不明
って感じカナ☆
現実日本で芸能活動してるせいかな
おっとリゾナンターなんちゃらの悪口はそこまでだ
●
「ご用件はそれだけですか。じゃあ、長話はこれで。私も、そこまで暇ではないので」
それだけ言うと、白衣の科学者・紺野あさ美は携帯を切った。
恐らく受話器の向こうの相手は怒りを煮えたぎらせていることだろう。
しかしそれははっきり言ってしまえば、「大した問題」ではない。彼らが、密かに起こそうとしてい
る行動を含めて。
組織のスポンサーとして、彼らは重要な存在であった。
しかし逆に言えば、彼らを繋ぎとめておくメリットはその資金力以外の何物でもない。
いつの世も、金で繋がる関係はその程度のものだ。
まるでどこぞの社員食堂のような、質素な作りの食堂ではあるが。
適度に日が差し、健康にはよさそうだ。
普段は明かりもつけない真っ暗な部屋で過ごすことの多い紺野ではあるが、たまには気分転換
の一環としてこのような場所で食事を摂るのも悪くないと考えていた。
ふと、目の前が暗くなる。来訪者だ。
「…盗み聞きですか。貴方ほどの地位の人間がすることとは、思えませんが」
組織の本拠地の、もっぱら一般構成員が使うような食堂。
そんな場所で科学部門を統括する立場の紺野が食事をしているのも珍しいが、組織の長が席について
いるとなると。
最早、異常事態である。
さすがに、周囲がざわめき立つ。
もちろん、名目上のトップはダークネスと称する黒頭巾で顔を覆った謎の人物である。故に一般の構
成員たちは「首領」がそのような立場にあることを知らない。ただ、かなり高位にある人物らしいこ
とは理解していた。
そもそも彼女の地位については、こうやって幹部の人間と対等以上の会話をしている時点で推して知
るべきだろう。
紺野に上から目線で話ができる人間など、組織にそうはいない。
「ま、あいつらに関してはうちも堪忍袋の緒が限界迎えてたんやけど」
「その気になれば、いくらでも代わりはいる。ということですか」
「あちらさんが『先生』んとこや『理事長』さんとこを選択肢に入れてるのと、同じくらいにはな」
言いながら、紺野が大事に切り分けていた芋のひと欠けを拾い上げ、口にする。
あっ…私のおいも、という紺野の名残惜しい呟きを無視し、
「それはともかく。『天使の檻』がえらいことになってんなぁ」
と本題を切り出した。
「あないな派手なことしとったらうちでも気付くわ。あの人のやりそうなことやな」
「私の、師匠だった人ですからね。それ以前に、ダークネス。いや、さらに源流へと遡った…」
「昔話なんて、どうでもええ」
紺野の言葉を遮る「首領」。
そこには有無を言わさぬ凄みすら感じさせる。
「なっちは…『天使』は、絶対奪われたらあかん。それは、分かってるやろな」
「ええ。ですから、切り札を差し向けました」
「豪華な取り合わせだこと。あの人ならきっと『ロックやな!!』って歓喜するやろ」
「まあ、全てが終わったら、改めてご報告いたしますよ。例の二人組の件も含めてね」
「首領」が例の二人組、という言葉に反応する。
誰を指しているのか、言うまでもない。
「改めて聞くけど。それは必要なことなんやろうな?」
「ええ。避けては通れない道です」
「ほんなら、ええ。そっちの件は、もとより自分に任せてるしな」
空間が、音を立てて裂け始める。
まるで生きているかのように鋭い切り口を開いたと思ったら、「首領」ごと呑み込み、そして跡形も
なく消えてしまった。
あっという間の出来事だ。表情を窺い知ることはできない。だが、紺野にはわかる。
あの時、彼女は二人組に決断を下せなかった。それはおそらく今でも、変わらないはずだ。
「さて。時間まではもう少し、あるはずですね」
すっかり静かになってしまった食堂。
紺野は壁掛けの時計を見やると、再びゆっくり過ぎるランチの続きを始めた。
『リゾナンター爻(シャオ)』更新終了
短くて恐縮です
首領ですら蔑ろにするというか掌で転がす科学者の不遜さがクールですなあ
最後2笑うのはだれなんだか
娘。小説的てらにゃ
さらにリゾスレ的てらにゃ
みんな悪役なことが多いだよね
このクオリティーで長編を書き続けるエネルギーが凄い
楽しませていただいています
ハロショイベでの発言
@
今日一番の衝撃発言。
広瀬彩海『人の理性が壊れていくのを描いてる本を読むのが好き。』
#kobushi_factory
またダークネスに有望な新人が…
艶っぽい(*^^*)鞘師里保
http://stat.ameba.jp/user_images/20150604/22/morningmusume-9ki/e1/ad/j/o0480064013327638551.jpg
さえみの元ネタは初期さゆが自分の名前を書き間違えたリアルエピソード
なので古参さゆヲタなら知っててもおかしくはないかな
なるほど『さえみ』って言ったらリゾスレしか思いつかなかったけど元ネタがある訳か…
なぜだろう?「ふくちゃんの胸の感触を堪能する鞘師」と言うイメージしかわかない…
■さんが定期的に更新できてればなあ
って誰がやねん
眩しい言うな!
これがハロメンの台詞ならリゾスレ的にも仕事が捗るんだがな
作品来ないって今日も泣いている
つまらないスレになったな
保全とかしないでくれるかな
しらけちゃう
しばらくは元気なフリで
なんとなく保全してたけど
気が付けば前スレ落ちていたみたい
ああ なんでなんだろう 私
夕暮れにスレ上がり
期待して開いている ああ
レスは全部真剣
だから
作品くる条件 を
教えてほしい
だけど
なんだか面倒くさい
そのうち
したらばに移らないと
いけないの
なんちゃって保全をしたとこで
寂しくなるだけ
それなのに作品を
待ち望んでる
なんちゃってスレ上げしたとこで
むなしくなるだけ
それなのに真剣に 更新待ち
和は共鳴へと至る
OH YEAH HOZE NA CHANCE
次読めるのが1年後とか嫌だ……
? (‘l_ ‘ ∮三∮‘ _l‘) ?
http://stat.ameba.jp/user_images/20150609/21/mm-12ki/6f/84/j/o0480048013332525419.jpg
http://pbs.twimg.com/media/CG94OfXUYAAbyfW.jpg:orig#.jpg
■さんまろロスについてのコメントあったっけ?
左の水色の服が羽賀ちゃんなの?いまだにどっちが本物か分からんw
■ プリイジング -研修生- ■
はいってないくない?
あのまろのポジションでまろ好きじゃなかったらびっくりするわw
やはり軸となる作品が活発に更新されてないとスレの活力がね
このスレではそれが■さんだったというわけだが
キツいと思うからねえ…
まあスマは色々ありながら■の人は書き続けてくれた
けど今回は時間かかるかもね
とは思うけど
特に■さんはまろロスデカいかなと
■さんはまだ宣言してないからまだ続くとは思うけど…前回は再開するのに2年位あいたんだっけ?
13期が加入しててもおかしくない年月
みあたらないの
http://www35.atwiki.jp/marcher/pages/320.html
>>158
上のによると1年半らしい
女性スタッフの明るく元気な声が響く店内
「たまにはこういうチェーン店も悪くないやろ?」
光井は空いたグラスをドリンクバーで横に並ぶ鈴木に渡しながら、優しく声をかける
「フフフ、なんだか楽しいんだろうね」
テーブルには先に席に通され、腰を下ろした飯窪の姿
「よいしょっと。さて、今日は二人ともお疲れ様やったな
無事に帰ってきたことに乾杯!!」
光井がグラスをかかげると鈴木も満面の笑みで乾杯と続いたが、飯窪はかぼそい小さな声だった。
鈴木は一気に飲み干し、カランと氷がグラスの淵にあたり陽気な音を奏でた
「ふわぁ~おいしかった!光井さん、料理も頼んでいいですか?」
「もちろんええで、がんばったったしな、二人とも。
いつもどおりにポテトとシーザーサラダ、そやな・・・飯窪もおるし、ピザも追加するわ」
テーブル端に置かれたボタンに手を伸ばそうとするが飯窪の反応がないことに気づき、顔を覗き込んだ
「なんや?飯窪?遠慮なんてせんでええんやで。
鞘師なんて愛佳と二人で食事いったとき、遠慮せんでバクバクたべて、愛佳の心臓がバクバクなったことあったんや」
「い、いえそうではないんですが・・・今日のことがあってどうしても元気にはなれなくて」
飯窪の言わんとすることは当然―今日のこと、亀井の襲撃についてだ
「私、何もできませんでした」
飯窪も鈴木も逃げることしかできなかった
「リゾナンターなのに逃げるのが精いっぱいでした、頑張ってなんかいないんです」
飯窪は俯いたまま、鈴木が後を受けるように語りだす
「もちろん、経験の差があるっていうのはわかってるんです。
でも、私達だってそれなりに経験を積んできた、つもりでした。だからこそ・・・悔しくて」
光井はグラスを手に取り、何も言わずに喉を潤す
「もちろん私の力が戦いに向いていないことは私自身が一番分かっていますよ。
感覚を繋ぐことで仲間のサポートに徹することしかできませんし・・・
運動神経だって普通、いや普通以下なんですよね、リゾナンターなのに」
5感、即ち触覚、視覚、嗅覚、味覚、聴覚を対象間で共有させる能力でたる
自分が視たものを相手の視覚として重ねたり、相手が感じた臭いを自分でも感じられるようになる力
当然のことながら肉体的ダメージを相手に与えることなどできない
「ペットボトルのふたを開けられないくらいの力しか私はないんですよ
普通の女の子、くらいの腕力しかなくて、足も遅くて、跳び箱も人並みにしか跳べません
性格だって鞘師さんやあゆみんみたいに強気ではありませんし、頭だって勉強ができるわけでもないんです
こんな自分だから、できないのが嫌でせめて個性だけでも磨いてきたつもりでした、でも何もできなくて」
「ここまではるなんが悔しいって感情を出すの珍しいね」
「そうなん?」
「はい、はるなんは道重さんの次に上だからですかね?あまり香音たちに弱音を吐かないんですよ
・・・まあ、陰では道重さんに相談しているのは知っているんですけど」
「!! どうして鈴木さん、知っているんですか?」
鈴木がにやにやと白い歯をのぞかせて笑った
「だってまさきちゃんが見たっていうんだもん、あの子は隠し事できないんだろうね」
そこにウエイトレスがサラダを持ってきた
鈴木は笑顔でありがとう、といって取り皿に均等にサラダを取り分け始めた。
「はるなんには言ったことなかったけど、時々私はこうやって光井さんに相談してるんだ」
「そうなんですか」
「うん、ほら、私だって里保ちゃんみたいに強くないし、生田みたいに我も強くないからさ。
聖ちゃんのように前から体を鍛えていたってこともないし、普通にやってもおいてかれちゃうんだよね
同じときに出会ったのにスタートが違うんだよ。でも、それは悔しくなかったし、むしろみんなが強くて誇らしかった」
半熟卵を器用に崩し、フォークでそれぞれの皿に移す
「だから、みんなに近づきたくて『透過能力』をどうすればいいのか、って光井さんに相談していたんだ
水限定念動力とか精神破壊に比べて地味、というかどうすればいいのかわからなかったから」
鈴木はフォークの柄をつかみ、飯窪の目の高さに掲げた
だから、失敗ばかりで怪我ばかりして、道重さんのお世話になってばっかりだったし。
ほら、香音だって運動神経よくないじゃん。でも、いろいろと光井さんに特訓に付き合ってもらって」
そこまでいい、フォークを自分の左手の甲めがけて思いっきり振り下ろした
何も知らない周囲の目があったら、狂気としか思えないその行動だが、飯窪は動かなかった
だって、大丈夫だと信じていたから
「おかげで、ほらこんなこともできる」
フォークが左手を突き抜け、柄の部分が手の甲に、端が掌からとびぬけた
「もともと鈴木の力は不完全やった。ただ、『すりぬける』だけの能力
それだけでも愛佳は十分やとおもっとったけどな。攪乱や潜入にはもってこいやからな。
前線におるんがすべてではない、と何回も諭したんやけどな」
光井は鈴木の左手を通り抜けているフォークをつかんだ
「鈴木は自分から、力をつけたい、戦いたいっていうてきたんや
今でも覚えているで、『りほちゃんのためにも強くなりたい』って泣きながらきたんや」
「そ、そうでしたっけ?」
「なに、とぼけとるんや?鞘師が大怪我して腰痛めて動けなくなって、それでもあきらめなかった姿をみて感化されたやろ?
フクちゃんと生田と鞘師との4人での何回目かの戦闘でな。なんとか愛ちゃんが間にあったけど、4人ともぼろ雑巾や」
そのときの話を飯窪はしっかりと知らない。4人の誰に聞いても、曖昧にはぐらかされてしまうのだ
その話を当然のように口にしない・・・それほどそのときのことは4人にとって悔しかったはず
「道重さんはまあ、なんというか、当然、いうたらあかんけど、鞘師を一番に治しはったわ
そんなときでも自分を見失わへん、いうのもすごいなあ」
光井は笑った。
「ハハハ・・・そ、そうですね」
飯窪は笑えなかった。
「ま、あのときの負けっぷりも今日のに近いやろなあ」
「・・・今日はあのときよりもひどいかもしれないです、光井さん
でも、あの負けがあるから香音は強くなれたんですから、必要な経験でしたよ」
「そやな」
抵抗なくフォークは鈴木の体を通りぬけた。
「あの日から訓練して、香音は『透過能力』を自分の意思で完全にコントロールできるようになったんだ、はるなん
『通り抜けるもの』と『通り抜けられないもの』を選ぶこともできるから、透過能力で戦えるようになったし」
応用として、銃弾をすり抜け、相手の体だけすり抜けられないようにして、全体重をかけてタックルをかける
地面に潜り、足元に手を伸ばし、敵の陣形を崩す
「今の香音ならそれなりに戦えると思う。」
そして・・・誰にも話していない透過の可能性を鈴木はみつめるようになった
ただ、と光井はポテトをつまみながらつぶやいた
「ま、その分、失った部分はあるんやけどな」
そしてコーヒーを飲み、サラダを引き寄せ、何かに気づいたのか、壁側に少し動いた
「どういうことですか?」
「なんも、言葉のまんまや。鈴木の透過能力は『無意識に』『完全に』『なんでも』通りぬけることができた
せやけど、訓練することで『頭で認識』してからでないと通り抜けられなくなった
そこには『意識』するという発動までのタイムラグが生じることになった。せやから」
ガシャーーーン 「冷たいっっっ」
「とっさの出来事に反応できなくなってしまった」
ウエイトレスが転び、お盆に乗っていたグラスがこぼれ、鈴木のスカートの上にこぼれてしまった
すみません、すみません、といいながらあわててほかのウエイトレスがおしぼりを奥からとってくる
「昔やったら危険を察知した瞬間に力が発動されて、なにもおきへんかったやろうな」
「・・・いま、光井さん、予知して、逃げましたよね」
「そなの?ごめん」
妙にあっけらかんとした物言いで悪びれた様子もない
飯窪はそうたずねながら、濡れた鈴木のかばんを拭いている
「!! 確かに、そうなんだろうね。今の話だと矛盾していますよ、光井さん
香音の透過にタイムラグが生じるのならば、予知能力にも起こってもおかしくないんだろうね
時間が何時何秒なんてわからないんだから、対応できないことだってあるんじゃないんですか?」
おしぼりでテーブルを拭きながら光井は顔を上げずに答える
「まあ、もちろん、何時何分おこるわかっとるものもあるけど、そうじゃないものが大半やな
せやけど、何が起こっても大丈夫なように備えるだけや。予知能力の本質を知っとるか?」
「え?未来をみること、ではないんですか?」
「そや、それだけや。未来をみるだけ、変えたりする力はあらへん
よく、未来は変えられるいうけど、それは正しくもあり、まちがいでもある」
「??」
「例えば列車の脱線事故、これを愛かが見たとする。それもいつの何時何分までわかっとる
せやけど、それを現実におこさせんようにすることができるか。
できへんことはない。せやけどそのためにとても時間がかかる
所詮、愛佳はほぼ自分の行動しか変えられへん。事故を未然に防ぐようなことはほとんどできへんやろ
結局、事故は起こる、せやけど愛かはその列車に乗らんことで、事故にあうことは防げる」
「それって」
「残酷なことや。たくさんの人が不幸な目にあうことわかっとっても、変えられへん
できることはしてるで。せやけど、何も知らん人がいきなり『おたくの電車を調べてください』なんていわれて信じるか?
まともな人間なら取り合ってくれへんやろうな、きっと。いたずらやろうって
下手したら愛佳を犯人なんやろって疑うこともあるかもしれへん。とにかく、能力は万能やない
何もできへんことやってある。せやから今日の二人が何もできへんからって凹む必要はあらへん」
その言葉に飯窪は救われた気がした。
何かしなくてはならない、チームの一人として果たさなくてはならない役割を考えていた
知らず知らずに自分に枷をはめてしまったのかもしれない
それを知ってかしらずか、光井は淡々と語る
せやけど、それでも努力することだけでも大事やと思うで
練習せえへんでできへんことと練習してもできへんことは意味が違う、わかるやろ?」
「一回みたものはほぼ完ぺきにしないといけない、ですね」
「そや、ちゃんと練習してきたん?」
今日初めて3人とも笑い出した
「アハハ、そ、そういえば、光井さん、リンリンさんとジュンジュンさんに初めてお会いしたんですけど、お二人とも強いですね
リンリンさんの中国拳法と炎のコンビネーション、ジュンジュンさんのパワーとスピード
あの二人が光井さんと一緒に戦っていた仲間なんですよね」
「そや、リゾナントにきたんは愛佳がすこしだけ先やったけど、ほぼ同じくらいに仲間になったんや
始めはぜんぜん反りもあわんくて、特にジュンジュンとは喧嘩してたな~懐かしいわ」
過去を思い出し、光井がほんのりと笑う
「ジュンジュンさんと喧嘩とか香音からすると怖くてできないんだろうね」
「そうでもないで。べつに誰とでも正面からぶつかってきたんや
愛ちゃんとだって愛か喧嘩したことあるし、田中さんとも・・・田中さんとはないかな」
ポテトに手を伸ばす
「喧嘩いうても手が出るわけでもあらへんし、まあ子供の喧嘩みたいなもんやな
言いたい事言い合えるくらいやないと、パートナーとして信頼できへん、そう愛佳はおもっとる
せやから、鈴木が生田とぶつかったり、佐藤が、特に工藤とぶつかっていることは心配してへん
それは成長するために必要なことやから。自分を否定され、他人から攻撃される。
人格形成の時期やから、刺激は多ければ多いほどがええ
今日が昨日と同じ、そんなことはありえへん。気づかんうちに変わってるんや、良い方にも悪いほうにもな」
最後の部分はあえて聞こえないように小さな声でつぶやいたことを二人は知らない
「二人とも仲間を大切にしたほうがええで」
「「はい」」
「え?あ、ああ、そういえばそうでしたね、私からお願いしたんでしたね
でも、もう答えはでました。ありがとうございました、光井さん」
「ん?別に愛佳は何もしてへんで」
なにもわからない鈴木を残し、光井は思わせぶりに笑う
「せやけど、不要かもしれへんけど、もうひとつアドバイスや、飯窪。ほんまに聴きたかったんはこれやろ?
愛佳がさっき言い切った、『愛佳なら鞘師に勝てる』の意味を」
「・・・気づいていましたか」
「当然や、鞘師も知りたいようやったけどな。あの時グラスが揺れたから、ショックやったんやろうな
自信家の鞘師にしてみたら、先輩とはいえ非戦闘員の愛佳に負けるとは思うてへんやろうからな、失礼やけどな」
里保ちゃんらしいな、と鈴木は心の中で思う。
「鞘師は強い。それは認める。普通に戦ったら、強さだけなら今のリゾナンターで1,2を争っても仕方ない
ただ、それはあくまでも普通に戦った場合にかぎる」
自身の頭をコツコツと叩いて見せる
「普通なら、や。幸いにも愛佳には未来が視えるときがある。
自分に有利な場、状況を作ることがある程度はできるんや。
それが愛佳の能力の『長所』になる。それを使わんのは勿体無いやろ?
なあ、飯窪、その『感覚共有』、5感をつなぐ力やろ?視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚を同じように感じさせる」
「は、はい」
「飯窪、それだけの感覚を支配できるっちゅうことやろ?愛佳なら・・・」
ガチャーーーーン
またウエイトレスが転んだようだ
「ゴメンナサーーーーイ」
笑う、笑う、笑う、笑う、笑う、笑う、笑う、笑う、笑う、笑う、笑う、笑う
わらう、わらう、わらう、わらう、わらう、わらう、わらう、わらう、わらう、わらう、わらう、わらう、
warau、warau、warau、warau、warau、warau、warau、warau、warau、warau、warau、warau
waru、waru、waru、waru、waru、waru、waru、waru、waru、waru、waru、waru、waru、waru
わる、わる、わる、わる、わる、わる、わる、わる、わる、わる、わる、わる、わる、わる、わる、わる
悪、悪、悪、悪、悪、悪、悪、悪、悪、悪、悪、悪、悪、悪、悪、悪、悪、悪、悪、悪
さあ、笑おう、悪とともに。キャハハハハハハハ・・・・
・・・カナ★
『Vanish!Ⅲ ~password is 0~』(10)です
開始して一年たって、このペースの遅さ(笑)
ホゼナンターさんありがとうございます。
完結まで頑張って書くよ
バニッシュ待ってました!素人加入・非戦闘向き能力・常識人と共通点の多い3人 愛佳の話が鈴木と飯窪に進むべき道指し示してくれるね
てかちゃっかり小春も参加してるし…って何だよこの狂気!怖いよw
更新代理乙
能力の幅が出る瞬間というのはいつ読んでもわくわくするね
そのきっかけを作るのが先輩でリゾオリメンの愛佳ていうのもいいね
しかし最後…
嫌な予感しかしない
更新乙です
裏方メンバーの見せ方がうまいなあ
更新頻度なんて気にしないでください
作品落としていただけるだけでありがたいw
最弱が最も恐ろしいマギィー!!を地でいく展開
素晴らしいシステム
なんか切ないけどね
また親が出てきて子供の夢を潰すかと思うとやるせない
でもねるんだろうね
下手したら2、3時間で落ちる
工藤のアサダが『発電能力(エレクトロキネシス) 』
鞘師のキリが『精神感応(リーディング) 』
工藤が小春・鞘師が愛ちゃんの能力か…舞台見に行きたかったな
見えない何かに支えられているとしか
ネタバレやめい
チケット取ればよかった……
スカークロウだなw
お金ない
演劇に関しては
既にみた人間からしたら「ちょっとネタバレしすぎじゃないの?」ぐらいまで言っちゃっても
まだみてない人には結局よくわからないことが多いし大丈夫じゃない?
それこそ「犯人はヤス」レベルのネタバレでなければOKな気がする
逆に情報がなさ過ぎて行くの控える人のほうが多いと思うんだよねいつも
演劇の場合「ハロの舞台だから行く」以外の動機が事前にもっと必要だと思う
さじ加減は個人によるから公演終わるまで書かないのが親切
リリウムのときはどうだったかな
http://s.jlab2.net/s/1434164882223.jpg
BS-TBSだから衛星見られる人なら誰でも
937 :名無し募集中。。。@転載は禁止:2015/06/13(土) 17:13:27.92 0
エリポンイケメン!
やっぱさくらは「タイムトリック」て魔法使うのかな
だけどこのスレは見たい
なら多少ネタバレは我慢しろと
●
一方的な殺戮。
一言で表すなら、それがもっとも相応しかった。
圧倒的な生命力と、身体能力。そして、本能のままに行動する狂暴性。
しかし科学の作り出した歪な命たちは、能力者たちの前に全くの無力だった。
「うおおおっ!!!」
「戦獣」の頭上に落とされる、鋼鉄よりも硬い両拳。
須藤茉麻の一撃が、鍛え上げられた獣を叩き潰す。まさに必殺。
その一方、徳永千奈美の見せた幻術により自分たちが断崖絶壁の縁にいると勘違いした獣たち。
必死の思いで深淵とは真逆へと逃げたつもりが、ある獣は骨まで焼き尽くされ、ある獣は芯まで凍
てつかされる。
「…大したことないね。『戦獣』も」
「ほんと」
退屈だとばかりにぼやく、炎の使い手である夏焼雅と、氷の剣士菅谷梨沙子。
その向こうでは、熊井友理奈が戯れに戦獣を浮かび上がらせ、地面に叩きつける。
浮力と、その後の超重力によって哀れな獣はお好み焼きのように体を潰して絶命した。
地獄絵図に似合わぬ嬌声。
これまた戦場向きではないフリフリのワンピースを着た嗣永桃子が、本気とも冗談ともつかぬトーンで揶揄する。
「桃に言われたくないよ」
「ねー。自分が一番残酷な事してるくせにさ」
原型を留めぬほどにどろどろに「腐食」した肉の山で、体をくねらせアイドルポーズ。
残酷である以上に、異様な光景ですらある。
「声うざい、小指立ってるのうざい、うんこヘアーうざい」
「はぁ!?これは、天使の羽!て・ん・し・の・は・ね!!」
ところが、周りの同僚たちから思わぬ反撃を食らった上に、チャームポイントに対する侮辱。絶妙な曲線を描く
独特な二つ結びを振り回し激昂する姿はまるで水牛だ。
「さすが、その名を轟かせた『セルシウス』と『スコアズビー』」
「私たちの出る幕はない、って感じっすよねー」
「戦獣の心読んでもさ、つまんないんだよね」
ベリーズとキュートが獣たちを屠る間、高みの見物でその健闘ぶりを称える三人。
能登有沙。吉川友。真野恵里菜。
その表情を素直に受け取るか、「新参者」たちの活躍にいい思いをしていないのかは定かではないが。
有沙が、敷地の隅のほうで奮戦する一団を指す。
彼女たちは「ジュースジュース」、今回の討伐団の中で一際若いグループだ。
戦場で派手に踊る、赤と黒。
しかしその戦果は思ったほどでもなく。
頼りなさげなリーダーが指揮を執るも、効率がいいとは決して言えない。
猿のような金切り声をあげて、喧嘩を始める二人組。また、別の二人も何やら様子が変だ。よく見ると、片方が
もう片方の尻を蹴り上げ、高らかに笑っている。
「…新人としても、ひどくない?」
「まるで幼稚園ね」
あきれ返る、「サトリ」こと恵里菜。
初陣なのだろうか。そのたどたどしさが、ますます先輩組の凄さ、手際のよさを際立たせる。
「しかし不意打ちを狙ったとは言え、立ち塞がる壁がワンコロちゃんだけなんて。拍子抜け」
ベリキュー無双、とも言うべきワンサイドゲームを眺めるのも飽きたのか、空に向かって大あくびをかます友。
その口の動きが、時を止められたかのように止まった。
空が、割れたのだ。
ひび割れた青空からゆっくりと姿を現す、黄金の女性。
黄金と言っても、髪の色だけだが、彼女の姿を見たものは大抵。
その輝きを目に焼き付けながら、息絶える。
ひとりの女が現れただけだというのに、場の空気はまるで変えられてしまっていた。
金色の闇が、覆い尽くしている。
ここにいる全員の喉元に刃が既に突きつけられているような。
自分が死ぬかもしれないというリアルな現実が、そこにあった。
「…『黒翼の悪魔』。行方不明だって聞いたけど」
清水佐紀は、ぱたぱたと翼をはためかせ宙に浮く魔人を見上げながら、苦く笑む。
戦慄。それは他のベリキューの面々の表情を見ても明らかだった。
そんな中、頭の悪そうな、いや怖いもの知らずの舞と千聖が。
「は?何あんなのにびびってんの?うける。まじうける」
「つーかさ、あのきもい羽ぶち抜いたら終わりじゃん。『悪魔』ぶっ殺したとか、すげー功績になるし」
恐いもの知らずと言えば聞こえはいいが、無鉄砲にも思えるその発言。
しかし言葉の次からの行動は、早かった。
半獣化した舞の背に跨った千聖が、空中に浮かぶ「黒翼の悪魔」目がけて念動弾を放つ。
尋常でない数の弾が、集中砲火という形で襲い掛かった。
やる気のなさそうな顔をして、ふわりふわりとそれを避け続ける悪魔。
しかしその動きは、緩い割に正確。つまり、少しも被弾してはいない。
「ま、うちらの本領発揮はこれからっしょ」
狂暴な角をひと振るい。
まるで駿馬のように、舞が雄大なストライドで駆け出す。
それを見た梨沙子が、氷の刀を一振りした。
千聖たちの目の前に現れた氷の階段、大きく螺旋を描きながら、羽ばたく悪魔のもとへと伸びてゆく。
「ん…」
「そのとぼけたツラ、すぐに青ざめさせてやるよ!!」
大量の弾幕を張りつつ、一気に階段を駆け昇る千聖と舞。
その先には、「黒翼の悪魔」が待ち受ける。
ふと、舞の腰のあたりに何かが乗っている感覚。
見ると、梨沙子が絶妙なバランスで立っていた。
「ちょ、りーちゃん!」
「階段だけ作らせるなんて、虫のいい話」
「梨沙子が乗ったら、舞の腰折れちゃう!!」
と言いつつも、見た目ほどの負荷はなく。
二人と一頭、ベリキュー連合軍がダークネス最強の喉元に刃を突きつけようとしていた。
舞の剛き角がいくつも枝分かれして、悪魔の周囲を取り囲む。
その隙間を縫うように、千聖がありったけの銃弾をばら撒いた。
苦笑する「黒翼の悪魔」の頭上が、暗くなる。
氷の刃を携えた、梨沙子だった。
「…剣士、か」
「もらった!!」
弓なりに跳躍した梨沙子が、「黒翼の悪魔」を一刀両断しようと、刀を上段に構える。
防御の間に合わない、絶好の攻撃タイミング。誰の目からしても、そうとしか見えなかった。
「うそ…太刀筋が見えな…」
鮮血。
空に赤い花を咲かせたのは、梨沙子のほうだった。
力を失い、ゆっくりと崩れるように墜ちてゆく。
袈裟懸けに斬られた梨沙子、悪魔の握る黒身の長刀は彼女の血でぬらりと濡れていた。
鍔迫り合いさえ許さない、圧倒的実力差の前に。
呆気に取られる千聖と舞もまた、黒血の魔刀からは逃れられない。
張り巡らせた鹿角の包囲網は、一瞬にしてばらばらに切り落とされ。
あっという間に間合いを縮めた悪魔は、彼女たちを攻撃の射程圏に入れてしまう。
ひゅん、という軽い音が二人の耳に届いたその瞬間には。
全てが終わっていた。
舞美が、叫ぶ。
悪魔の羽が貫いた二人は、梨沙子を追うように大地へと吸い込まれようとしていた。
「黒翼の悪魔」が翼を畳み、落ちてゆく三人を追うように急降下。
止めを刺すつもりなのだ。しかし、それを阻むは強靭な肉体。
「させないよっ!!」
友理奈の浮力によって、大空高く舞い上がった巨体。
茉麻は「黒翼の悪魔」をその両腕でがっちりとホールドする。
顔色一つ変えない悪魔。
試しに、黒い刀身を二度、三度打ち付けるも、茉麻の体には傷ひとつついていない。
「…『よろしくおねがいします。受かったらゆいたいです』なんて言ってた子が大きくなったねえ。ち
ょっと大きくなり過ぎだけど」
「はぁ?あんたなんかに会った覚えは…!!」
訝る茉麻の脳裏に、突如として甦る記憶。
彼女たち「キッズ」が生を受けてすぐのこと。幼い顔立ちを固くして、横一列に並ぶ子供たち。
その初々しい様子を慈しむように、金髪の少女が眠そうな顔で、目を細めていた。
懐かしき思い出は、断ち切られた両腕とともに。
剛体化した茉麻をあっさりと斬り伏せた悪魔は、次の標的を求めてついに地上へと降り立った。
その事実が、この場にいる全員に重くのしかかる。
忍び寄る死の影が、死の吐息が、すぐそこまで来ていた。
本当にここから、生きて帰ることはできるのか。
ゆっくりと、集団に近づく「黒翼の悪魔」。
そんな彼女の体が、びくっと痙攣した。腹のあたりからは、輝く切っ先が。
翼と翼の真ん中、ちょうど腰に当たる部分を背後から貫くものがいた。
「この瞬間を、待っていた」
暗殺。
エッグでも有数の使い手である北原沙弥香。
彼女は、悪魔に気配すら悟られることなく、凶刃を突き立てる。
「ありゃ。気を抜きすぎたかな」
けれど、「黒翼の悪魔」は止まらない。
何もなかったように手に収まる黒刀を握りしめたかと思うと。
背後の沙弥香の腹を、寸分の狂いもなく突き刺し返す。
「がはっ!!」
「よいしょっと」
それでも得物を握りしめ離さない沙弥香、「黒翼の悪魔」は虫でも払うかのように。
持ち手を、蹴飛ばす。何度も。何度も。
重くへし折れる、嫌な音。ぐにゃぐにゃになった両腕が、力なく垂れ下がった。
手練れの能力者たちが、まるで赤子扱い。本能では嫌というくらい理解しているのに。
事実に思考が追いつかず、顔を引き攣らせ半笑いの友。
「そうだねえ。じゃ、いっちょあたしが出ますか」
「は?」
ゆっくりと前に出るリーダーの有沙を見て、冗談だろと呟いた。
「エッグ」を結成してずいぶんの長い時が経つけれど。
友は。いや、エッグの誰一人、彼女の能力を見たことがない。
能力的には大したことはないが、統率力のみでリーダーに選ばれたのだ。
口さがなく、そう言い切るものもいたくらいだった。
そんな人間が、自分が出ると言う。
友でなくとも、耳を疑うのも当然の話であった。
一方。
沙弥香の腹筋に刺さった黒刀、しかしそれはなかなか抜けてくれない。
沙弥香が力を振り絞り、筋肉を収縮させているのだ。
「うざいなあ、それ、何の意味があるの?」
刀が封じられても、彼女には鋭い翼がある。
二つの翼が細長く伸び、第二第三の刀として沙弥香を切り刻む。
それでも彼女の強靭な腹筋は力を緩めない。
「命と引き換えにしてでも…暗殺を成、功させる…暗殺者とは、そう、いう、ものだ…」
その冷徹な表情をして「Noel(静かな聖夜)」と仇名される沙弥香。
命と引き換えに、の言葉に嘘偽りはなかった。
「うん。立派立派。でもそろそろ終わりにするね」
指揮棒のように、右に左にと沙弥香の体を引き裂いていた翼が、ついに沙弥香の頭上で固定さ
れる。その時だった。悪魔は背後に別の気配を感じ、振り返る。
「…死にたくなければ、邪魔しないほうがいいよ。この子をやったら、ゆっくり相手してあげ
るから」
まるで少女と見紛う小さな体、幼い顔。
「エッグ」のリーダー・能登有沙は、悪魔の警告などものともせずに一歩、また一歩と近づい
てゆく。有沙の瞳には、悪魔の姿は映っていなかった。
「ごとー、そういうの、嫌いだな」
それまで気の抜けていた、悪魔の表情が険しくなる。
まるで特攻隊のような死を恐れない有沙。気に入らない。
命を捨てるのは、愚か者のすることだ。それは悪魔の美学に反する。侮辱とも言えた。
命は、燃やし尽くしてこそ輝くのだから。
その感情は、行動となってダイレクトに現れる。
細く伸びた翼が。
有沙の胸を貫通していた。
一撃。命のやり取りを至高の存在と考える悪魔が取った、侮辱への回答。
あっという間に命を奪われた有沙は、笑っていた。
なのに笑っているのは、何故だ。
答えは、自らの体の異変が教えてくれた。
ぽろぽろと、風化してゆくように。
有沙の体を貫いていた翼が細かく砕け、風に吹かれて消えてゆく。
それだけではない。沙弥香を刺し貫いていた黒刀さえ、形を維持することができずに崩壊しは
じめていた。
「どうして」
「…それが…あたしの能力だからねぇ」
息も絶え絶えに、有沙が言う。
顔面は既に蒼白、命はまさに尽きかけようとしていたが。
「血の不活性化(イナクティベーション)」。
血に関するあらゆる能力を封じる能力。それは「黒翼の悪魔」の体を駆け巡る黒血も例外では
ない。有沙の発動した能力により、黒血内のナノマシン群は、次々と沈黙していった。
対悪魔に最適とすら言えるこの力。一つだけ欠点があるとすれば。
この能力は、使役者が死亡することで初めて完結するということ。
「エッグ」の誰もが有沙の能力を見たこともないのは、当たり前の話だったのだ。
悪魔が自らの手の平を傷をつけ、血を垂らしてみる。
黒い血は、ゆっくりと軌跡を描いて地面に染みを作るだけだった。
「黒翼の悪魔」に向かって、突進してくる一人の女。
背中に水の竜神を纏った舞美が、悪魔の腹に拳を叩き込む。
ゴムが千切れるような、鈍い音。思い切りくの字に体を曲げた悪魔の頭を、力強い掌が掴み。
金髪が、固いアスファルトに叩きつけられた。
がすん。
何かが砕け散る音。
それは、黒き翼で立ち塞がるものを悉く葬ってきた絶対王者の壁が崩れる音だった。
>>224-230
『リゾナンター爻(シャオ)』更新終了
まろロスに続いてうたロス
きっと人は何かを失い続けることでしか生きていけないのです
更新乙です
圧倒的過ぎて絶句
続きが楽しみ!
■であやちょにマッシュされたオマージュか
古参じゃないから断言できんが
以前XOXOシリーズを執筆していたものです。
ここに登場するのは2012年ぶりになり、申し訳ない限りです。
実は以前投下してから病が発覚し、つい先月まで入院しておりました。
闘病中にPCを持ち込もうとしたのですが正直それどころではなく…
ハロといい2chの仕様といい、3年も経つと浦島太郎を地でいってます。
これだけの月日も経ち、当方を知らない方々ばかりだと思います。
ただ一度始めた筆を途中で下ろすのも…という思いもありまして、
誠に勝手ながら続けさせていただき、また場所をお借りしたい次第です。
社会復帰の準備中でして、次のお話も執筆途中ですが近日中には投下したいと考えています。
また遅くなりましたが、
当シリーズのwikiを製作していただいた方々に御礼申し上げます。
お体お大事に
作品もお待ちしてます
過去作読んで待ってます
乙です!
お体と日々の生活を大切に
無理せず執筆を継続して下さい
座して待ちます
過去作読んで正座して待ってます
ですが無理をしないように執筆して下さい
遠隔で任意の物体に透過を付加するなんて事出来ないのかな?
床に付加すれば落とし穴になるし武器に付加すれば無効化したり逆に肉体だけを切ったりとかなり有効だと思うんだけど…
過去にアイテムに治癒の力を付与とかあったはす
能力複写で単語カードに能力を移す…ああっふっふぅ
↓
ノリ*´ー´リ<あー、フクちゃんの肌が大好き。ふわぁ~♪フクちゃん気持ちいい♪
フクちゃ~ん♪フクちゃんフクちゃんん~♪んん~・・・気持ちいい♪んーー♪
・・・私のフクちゃんです。にゃーー!・・・・・・んんーー!可愛い♪うわぁ~♪
フクちゃんにやってください。ヤです。私のフクちゃんです。
私のフクちゃんを取らないでください。私のフクちゃんを♪私のフクちゃん♪
愛しのフクちゃ~ん♪愛しのフクちゃんへ♪(チュッチュッ、チュッ♪)
フクちゃん。♪い~としのフークちゃん。ハイ。わぁー!ンフフフフ♪
香音ちゃんの声聞こえた。フフフ。フクちゃん、私のフクちゃんです。
・・・やめてください!私の、私のフクちゃんですよ。
私のフクちゃんです!いや、フクちゃん、フクちゃんが可愛かった。
・・・・・・最近ちょっとヲタ気味な鞘師里保です。よろしくお願いします。
フフフフ♪どうしますか?
ちょっと最近、萌え気味な、いろんな人に萌え気味な(笑)、鞘師里保です。
フクちゃんの腕と♪フクちゃんのふくらはぎと♪フクちゃんのほっぺとフフフ、
フッフフフ。ん~フフフフ。フクちゃんの腕とフクちゃんの肌とフクちゃんの・・・
ふぅーー~ウヒフフフフ♪フッフッフッ♪フッフッ♪あぁ~~♪・・・・・・・・・
くどぅーの声と、何て言うの、どうしよ?フクちゃんの腕とフクちゃんのむ、
ほっぺたとフクちゃんの目とフクちゃんの耳とフフフ、フクちゃんの脚と手と
フフフフ♪どうしよ?もうヘンタイだ、もう。
あー、い、全てが愛しい鞘師里保です♪
よろしくお願いします。(笑)ちょっとヤバい。
りほりほ、いや私はフクちゃんの方が好きです。(笑)
フフフ、フフフフフ。あ、そうやって言おう。・・・・・・・・・
すっごいいいところで終わってるんで続きが楽しみです
ダークネスと二人の総力戦は想像するだけで心が踊ります
相手もハロメンだからどちらも犠牲にしたくないっていうヲタならではの習性なんだろうけど
温かいお言葉ありがとうございました。
続きを投下いたします。
ナンバリングとしては
http://www35.atwiki.jp/marcher/pages/657.htmlの続きですが
話の流れ的には
http://www35.atwiki.jp/marcher/pages/479.htmlの続きです。
掲げた腕が冷えきった空間を裂くように振り下ろされようとした時、耳慣れない声が静かに響いた。
「あなたの最高傑作の秘密を明かすことが一番のトリガーだと思うけど」
あさ美の瞳の奥が一瞬、色を変えた。
「秘密?この実験体に秘密などありはしない」
「じゃ、言い方を変えるわ。その子を生み出した経緯と名前の由来、という風に」
声の在処を追って天空を見上げると、そこには漆黒の羽が散らばっていた。
「その子にはアイデンティティが欠けている。何故自分は生を受けたのか、受けなければならなかったのか、という生物の純粋な子孫繁栄のプロセスから外れたクローンだからこそ在るべき絶対的理由が」
白と黒の雑踏の景色の中から、まるでそこにベンチがあるかのように黒翼の天使が空中に腰掛けていた。
何故彼女を天使だと思ったのか、理由はわからない。少なくともここで過ごしていた時代に彼女を見かけたことはない。檻の中という狭い、閉ざされた世界。
しかし、愛の存在は組織内でもトップシークレットであったと里沙から聞いた。事実、愛が見知っている人物は研究員を除き全て組織の重役達で、他に愛が出会ったモノ達は全て愛自身の手で葬り去ってきた。
しかしその中に彼女は居ない。だが彼女はあさ美と同等の情報を持っている。つまり、ダークネスの中でもかなりの精鋭だということ。
だけど。
「今更隠すことも無いんじゃない。あなただって全てを承知した上でしょう」
ふわりと天使が居住まいを正す。
落ちてきた羽を握りしめるあさ美が、ふと表情を緩ませ、また引き締める。
「相変わらずどこから仕入れてきたのか分からない情報通ね、後藤」
「うわさには敏感みたい…昔から」
彼女—後藤にはダークネスの幹部にあるべき殺気が全く無く−−−むしろ憐れみに満ちていたのだ。
そう、全身が告げていた。後藤の登場であさ美の意識は分散している。脳の時間軸も今はいじられていない。
後藤はダークネスだが攻撃は確実に行わない、何故かそう本能で感じていた。絶好機はまさに今だった。
しかし愛の身体は動かなかった。あさ美を倒す、それ以上に、愛の思考は二人の会話に引きつけられていた。
アイデンティティ、追い求め追い求め、追い続けていたもの。
里沙はダークネスに育てられた。ダークネスの組織の中での触れ合いで成長した。
私は。
私はダークネスから生まれ落ちた。怪物と闘わされ、そして捨てられた。
私に母はいない。父もいない。あるのは持って生まれた能力だけ。意味を持つ名前すら無い。
何故つくられたのか、その理由も知らず、そして無言で捨てられた。
高橋愛のアイデンティティは喫茶リゾナント、そしてそこに集う仲間達と一緒にいること。
そして避けられない、i914であること。
ではi914のアイデンティティとは。忌み嫌い心の奥底でずっと押し殺して、だけどずっと欲しかった『i914の存在理由』。
「平方根は知ってる?」
「え?」
「ルート4は2、で有名な数学の基礎よ」
あさ美は舞い落ちる黒羽を見つめながら突如、口を開いた。
「ルート9は3、ルート25は5、ルート169は13」
「二乗したら元の数字に戻るってやつか」
「そう」
後藤は空中に腰掛けながら、変わらずに笑みを浮かべている。
「…±3i」
「そう、正も負も二乗すると正の数になってしまう。でもそれじゃ困るって考えだされたのが虚数単位のi。虚数、なんて言うけど現代科学は虚数無しじゃ成り立たないわ」
「あたし数学教えてなんて」
「じゃあこの虚数i、なんの頭文字でしょう」
あさ美が漂わせていた視線をようやくこちらに向ける。
「imaginary numberって聞いたこと無い?」
「imaginary…想像上の…数字」
あさ美の目尻にしわが一つ刻まれる。
「次。TOEはさすがに知らないわよね、Theory of Everythingの頭文字でTOE」
「………」
「日本語に訳すとそのまま万物の理論。まだこの理論には誰も行き着いていないけれど、もしこの理論が完成すれば、その名の通りこの世の事象全てを統一的に証明出来るわ」
「……へぇ」
「で、今最もこのTOEに近いと言われている理論がある。それがM理論。もちろんまだまだ未完成」
「M理論……」
「でもこのM理論が完成してTOEが成立したとしても問題がある」
「問題?」
頭上で後藤が一つ息を吐いた。
「ゾンビワールド」
「ゾンビワールド?」
「TOEが完成したとして、それは物理的理論にしか過ぎない。つまりEverythingなのにEverythingを説明していない…感情・意識については抜けちゃっているの。
TOEが説明する世界は物理的法則のみに従う感情の無い人間の世界で、それを哲学者達はゾンビワールドと呼ぶ」
「……そうね、これが成れの果てとでも言うのかしら」
同意を示すような頭上の柔らかな笑いが純白の世界に降り注ぐ。
「ダークネス創始者は言った。
『私たちは異質で数が少ないというだけで深海に追いやられた悲劇の民。優劣に従い、表層と深海をひっくり返す』と。
しかし数の利というのはいつの時代も圧倒的な力を誇るもの。数の力をもってミツバチが巣に入り込んだスズメバチを蒸し殺すように。
そして彼女も数を求めた。彼女の論理のみに従う感情の無い兵を」
この空間に至るまでに刻んだ亡き者たちの叫びを思い出す。
「感情の無い、やと……みんなどれだけ苦しんどったと……」
「その通り、どれだけ兵器として特化しようとも生物である以上最低限度の心を持ってしまう。つまり万物の理論なんて絵に描いた餅なの。
M理論も、ゾンビワールドも全て仮定のお話、想像上のエトセトラ。まぁ研究課題としては非常に興味深かったし、何より造ったバケモノ達もある程度の役割を果たし、実際組織の体力も増した」
ここからがあなたのお話、そう口にしたあさ美が愛に視線を戻す。
「その日私は自説の論証の最中だった。気配を感じて振り返ったらあの女がいたわ、手に1本の試験管を持って」
「あの女…?」
「女は言った。『この命を使って最高のショーを創りましょう』
私は悦びに全身が震えたわ、生まれて初めて神に感謝すらした。最高の、最高の研究ができる」
「能力者のクローンプロジェクトが始まって以来、夢にまでみた理想。
他の追随を許さない、絶対的な能力者の血液を目にして興奮しない科学者がいれば教えてほしい。
ただただ彼女のクローンで終わらせてたまるものですか。より圧倒的な能力者を生み出すことが女との約束でもあったけれど、そんなの当然だわ。
最高傑作以外生まれる訳がないもの、あの遺伝子を用いるのだから。全身の血が滾った状態、不眠不休で研究と実証を重ね、ついにその日はやってきた」
あぁ、身体中が熱い。なのに震えが止まらない。
「9月14日、ヒトのかたちをしたものがようやく現れた。0から有を生み出す言霊の代わりに、全てを無に還す光の能力を携えて」
「……それが……あたし…」
「比肩するものとてない能力、溢れ出る心、現代科学の最高峰の全ての集合体、現実となった想像上の存在。敬意を込めてその名をつけたのよ……i914、と」
追い求めていたはずのアイデンティティ、欠けていた心の中心。
意味のない数字の羅列だったはずのその番号に込められたもの。
想像上の存在、という意味。
この身体に流れる、この血液。
「あなたの血縁上の母は我らの創始者。あなたの存在を生み出したきっかけの母は漆黒の女。私はそれを具現化した」
心が破れる、音がした。
『XOXO -Hug and Kiss- (4-e)』
久々なので投稿等に不備があれば申し訳ないです。
それでは失礼します。
ああっふっふぅの後半に複写の詳細解説があるよ
復活おめです!って前作読み直す前に続き来ちゃった…急いで読まなきゃ汗
復活おめです!
いきなりクライマックスですねー
面白い!
こういう文章が書きたい!
紺野のジーニアスぶりとリアルな紺野あさ美さの絶妙な匙加減がたまらんね
いい意味でやばすぎる
見習いたいです
ニコ動のは単にHEROSネタですね 面白いけど
↓スペース抜いて下さい
http://sp.nico video.jp/watch/sm26497700?cp_in=wt_srch
http://stat.ameba.jp/user_images/20150617/22/morningmusume-10ki/36/20/j/o0480064013340310346.jpg
「今日のどぅーでもいいこと」
目がしぱしぱする。
寝るんだろうね
平日無理だわ
キリに関しては心が読めるとハロショイベで茉麻が言ってた
「溢れ出す」ってワードですぐに連想すると思ったw
そんな設定の作品があってもいいと思うの
明日は真野3公演とか
→ノノ∮‘ _l‘)がウレション
→二の腕を触っていたノリ*´ー´リがウレション
:
→(中略)
:
→ハo´ 。`ル シパパ
中略扱いw
ノハ*゚ ゥ ゚)ハウッ
相変わらずどっちが羽賀ちゃんか分からないw
_gekijyo (演劇女子部 - 劇女)
β編初日おわったぁ(^^)楽しかったです!
見てください、石井ちゃんとあかねの顔!全部同じだ!さすが姉妹笑
#劇女 #羽賀朱音 #石井杏奈 #小野田暖優
http://pbs.twimg.com/media/CH3jtL0UsAAE9jL.jpg
いやしてください作者様
りほりほ殺陣がカコイイ
まりあとあかねちんがキュートでいい子なのでさゆが見てたら抱きしめると思うw
はーちんもwホント短編一本書いて欲しいよね~
http://stat.ameba.jp/user_images/20150620/13/tsubaki-factory/11/82/j/o0312040013342557331.jpg
>>318
良いなぁ~行けない自分は音○聞いて我慢…スワスワ声だけで癒されるw
https://www.youtube.com/watch?v=eoECNUASIIU
保管庫さんも元気になるだろうし
ささみ、とっても悲しいです
ななしとっても悲しいです…